家族が病気になると、食事にはとても気を使いますよね。
食べやすいおかゆを作ったり、消化が良く栄養バランスのとれた食事が必要になります。
それを家族の食事と別に作るとなると、離乳食以上に大変なことです。
糖尿病や腎臓病などの病人食が必要な方になると、塩分や糖質、摂取カロリーも考えた食事にしないといけなくなります。
ここでは食事制限のある方へ向けた食材サービスを紹介していきます。
目次
食事制限のある病気には食生活の見直しが必要
食事制限があるのは、次のような病気になった時です。
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症(高脂血症)
- 腎臓病
実は、これらの病気は生活習慣病とも言われ、食生活の乱れによる肥満や運動不足などが原因の場合があります。
そのため、このような病気になった場合、または病気になる前に、食生活を見直す必要があります。
まず最初に「体重を減らしましょう」と言われることが多いです。
この時に目標にするのが標準体重です。
標準体重を目指すためには自分に必要な1日の適正カロリーを知ることが大切です。
適正カロリーを知るためには「標準体重」「身体活動量」から計算できます。
ここではその計算方法を紹介しますね。
標準体重の計算方法
標準体重の計算方法
身長(m)×身長(m)×22
つまり標準体重は「56.32kg」となります。
それから意識したいのが身体活動量です。
身体活動量をチェック
身体活動量とは意識的なものではなく、日常生活上で行う運動のことです。
身体活動量が多いと生活習慣病になりにくいと言われています。
一般的な身体活動量
- デスクワーク:25〜30kcal
- 立ち仕事:30〜35kcal
- 力仕事:35〜kcal
1日に必要な適正カロリーを計算しよう
1日に必要な適性カロリーは、標準体重(kg)×身体活動量で計算できます。
例えば身長160cmのデスクワークの人の場合、適正カロリーは1408〜1690(kcal)となります。
また、ただ食事の量を減らすだけではなく、バランス良く適正カロリーをとることも大切です。
※生活習慣によらない病気もありますので、その場合は主治医の指示に従ってくださいね。
糖尿病の食事はバランスが大事
糖尿病には、インスリンが作れない1型と、食生活の乱れや肥満などからインスリンが不足したり効かなくなったりする2型があります。
中高年になって糖尿病になる人の多くは2型なので、食生活を見直したり、ダイエットをして標準体重にするように指導されます。
なお、糖尿病の場合、食べてはいけない食材はありません。
炭水化物、タンパク質、脂質をバランス良く、適正カロリー分の食事をとるようにします。
ただし、性別や年齢、合併症があるかないかなどで適正カロリーが変わることがあります。
お医者様と十分相談してください。
高血圧の食事はカリウムが大切
高血圧になる原因としては、食塩のとりすぎ、肥満、ストレス、飲酒、喫煙などが考えられます。
毎日の食事では、塩分を1日に6g以下になるようにします。
また塩分の排出に役立つカリウムを多くとるようにします。
動物性脂肪やアルコールを控える必要もあります。
脂質異常症(高脂血症)の食事は食物繊維が大事
脂質異常症(高脂血症)の方は食べ過ぎに注意します。
脂質や飽和脂肪酸を取り過ぎないようにして、食物繊維を多くとるようにします。
肉よりは魚を、豆腐や納豆などの大豆食品を多くとりようにします。
アルコールと塩分も控えます。
腎臓病の食事はエネルギー不足に注意
タンパク質の量や塩分の量を制限し、必要に応じてカリウムも制限しますが、エネルギーが不足しないように注意する必要があります。
どの病気も、塩分を減らしてバランスの良い食事をとることが大事です。
ただ、これがけっこう難しいのです。
それでも今までの食生活を続けていては、病気は改善しません。
でも栄養士でも医者でもない人がいきなり正しい病人食を作れるかというと、難しいですよね。
こういう場合は食材の宅配のお弁当に頼りましょう。
病人食にお勧めの食材宅配を今から紹介します。
ヨシケイの「ヘルシーメニュー」は管理栄養士さんが監修しているので安心
ヨシケイのメニューは糖質制限、塩分制限が必要な人に最適な冷凍弁当です。
ヨシケイの「ヘルシーメニュー」は、1食あたり240kcal±10%、塩分相当量は2g以下で、糖質は15g以下です。
冷凍なので長期保存が可能です。冷凍庫に常備してあると便利です。
ほかにもヨシケイには「すまいるごはん」の「スマイルミール」もあります。
「スマイルミール」は、ワンプレートにおかず5品入っていてカロリーは300kcal以下、食塩相当量は3g以下の冷凍弁当です。
野菜もたっぷり入っているので、体重を減らす必要がある人には助かりますね。
らでぃっしゅぼーやの「Rigato(リガト)」は、糖質やカロリーを「オフ」、食物繊維やカルシウムなどの大切な栄養素を「オン」にしたコースです
らでぃっしゅぼーやの「Rigato(リガト)」には、ポタージュ、デリ、パンと飲み物、スイーツがあり、どれもカロリーオフ、糖質オフが売りです。
その上、日頃不足しがちな食物繊維、葉酸、鉄分、カルシウムなどの成分が補えます。
わんまいるの「健康ディナーセット」は、カロリー控えめでバランスもよいセットです。
わんまいるの「健康ディナーセット」は、1食あたりほぼ400kcal以下、塩分3.5g未満におさえてあります。
栄養管理士が毎月のメニューを考案しているので、栄養バランスだけでなく、バラエティに富んでいて飽きずに続けられます。
病人食についてまとめ
食事療法は大切な家族のために必要なこと。
でも、毎日毎日、家族とは別に食事を作るのは大変です。
食材宅配を利用すれば、カロリー計算も簡単ですし、どのような食事をとればよいのか自分で作ってみる時の参考にもなります。
ただし、必要なエネルギー量や塩分量、糖質制限などは人によって対応が違ってきますので、必ずお医者様に相談してくださいね。